そのフケ、異常かも?“えぐい・やばい”フケの原因と今すぐできる対策
「肩にフケが落ちるなんてよくあることでしょ?」──そう思って放っていませんか?
確かに、軽度の乾燥フケは誰にでも起こり得るものですが、中には「これ…本当にフケ?」「えぐい」「やばい…」と感じるような、異常な見た目や症状をともなうケースもあります。
本記事では、“普通じゃないフケ”の見分け方、考えられる原因、すぐにできる対処法をわかりやすく解説します。

異常なフケの見分け方|こんな症状があれば要注意!
「最近のフケ、いつもと違うかも…」「見た目が明らかにおかしい」──そう感じたら、それは“普通じゃないフケ”のサインかもしれません。
単なる乾燥では説明できない異常なフケには、いくつかの特徴があります。
以下のような症状がある場合は、注意が必要です。
フケが大きなかたまりで落ちてくる
乾燥によるフケは細かく粉のようですが、フケがボロッと剥がれ落ちるような大きなかたまりになっている場合は、皮膚炎や角質の異常剥離の可能性があります。
フケに血や黒っぽい色が混じっている
無意識に頭をかきむしった結果、出血していたり、古いかさぶたがフケと一緒に落ちていることがあります。また、黒っぽく見えるフケは、皮脂や汚れ、酸化による変色の可能性もあります。
頭皮が赤くなっている、湿疹やジュクジュクがある
頭皮を見たときに赤みやただれ、湿ったような皮膚状態があれば、それは炎症が起きているサインです。接触性皮膚炎や脂漏性皮膚炎など、皮膚疾患の疑いが考えられます。
フケがベタベタしている/臭いが強い
黄色っぽくベタつくフケや、頭皮からツーンとした臭いがある場合は、皮脂の過剰分泌や常在菌の異常繁殖が起こっているかもしれません。洗っても臭いが取れないようなら要注意です。
フケの量が急に増えて、止まらない
シャンプーを変えたわけでもないのに、急にフケの量が増えたり、肩に大量に落ちてくるようになった場合は、頭皮環境のバランスが崩れている可能性があります。
かゆみが強く、我慢できずにかきむしってしまう
強いかゆみを感じて頭皮をかくと、肌が傷つき、さらにフケや炎症が悪化します。かゆみが日常生活に支障をきたすレベルであれば、すぐにケアや受診が必要です。
これらの症状が複数当てはまる場合、単なる乾燥や洗い方の問題ではなく、頭皮に何らかのトラブルが起きているサインです。
「なんとなくおかしい」と感じたときの違和感は、意外と当たっているものです。
まずは刺激を避けたケアを心がけ、症状が長引くようであれば、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

原因①:脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
フケの中でも黄色くベタついていて、頭皮が赤くなっている場合は、脂漏性皮膚炎が疑われます。
これは、頭皮に常在する「マラセチア菌」が、皮脂をエサに異常繁殖し、炎症・かゆみ・大量のフケを引き起こす皮膚炎の一種です。
特に、頭頂部や耳の後ろ、額の生え際など皮脂の多い部位に出やすく、洗っても洗っても改善しないのが特徴です。
🔹 対処法
- 抗真菌成分(ケトコナゾール・ミコナゾールなど)配合のシャンプーを使用
- 洗いすぎやこすりすぎを避け、頭皮を保湿
- 症状がひどい場合は皮膚科で抗真菌薬やステロイド外用薬を処方してもらう
原因②:接触性皮膚炎・アレルギー反応
カラー剤、シャンプー、トリートメントなどの成分が合わずに頭皮に炎症が起こるケースです。
この場合、使用直後または数日以内に、頭皮に赤み・かゆみ・かさぶた・ジュクジュク感などが現れ、フケとして剥がれ落ちます。
また、アレルギー体質や敏感肌の方は、市販の整髪料や香料入りの製品でも反応してしまうことがあります。
🔹 対処法
- 使用中のシャンプーや整髪料をすべてストップ
- 敏感肌用・無添加の低刺激シャンプーに切り替える
- 改善しない場合は皮膚科でアレルギーテストや薬の処方を受けましょう
原因③:過度なかきむしりと乾燥の悪化
かゆみを感じて無意識に頭皮をかいてしまうことはよくあります。
しかし、これを繰り返すと頭皮に細かい傷ができ、炎症や出血が起こり、かさぶた状のフケとして剥がれ落ちることになります。
また、乾燥によるバリア機能の低下が背景にあると、かゆみはさらに悪化し、悪循環に陥りやすくなります。
🔹 対処法
- シャンプーの頻度を1日1回以下にし、やさしく洗う
- 洗髪後すぐに頭皮用ローションや保湿スプレーで保湿ケア
- かゆみが強い場合は、掻かずに冷やす・皮膚科のかゆみ止めを使用
皮膚科を受診すべき症状とは?
フケの多くはセルフケアで改善可能ですが、ある一定ラインを越えると、自己判断では限界があります。
以下の症状がある場合は、迷わず皮膚科を受診してください。

🔸 受診を検討すべき具体的な症状
- 1〜2週間以上セルフケアを続けても改善しない → 市販シャンプーや保湿を試しても変化がない場合は、何かしらの皮膚疾患の可能性があります。
- 赤み・かゆみ・ジュクジュクした炎症がある → アレルギー反応、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの疑いがあります。
- フケと同時に抜け毛や薄毛が進行している → 頭皮環境の悪化が、毛根や髪の成長にも影響しているサインです。
- フケに血が混じる/フケが黒・黄色など不自然な色をしている → かき傷・感染・角質の異常脱落などが考えられます。
- 頭皮に触れると痛い・熱を持っている感じがある → 急性の炎症や感染症の可能性も。早めの医師判断が重要です。
- 日常生活に支障が出ている(外出が恥ずかしい、かゆみで眠れない など) → 生活の質(QOL)を守るためにも、専門医に頼るタイミングです。
🔸 皮膚科でできることは?
- フケの種類(乾燥性/脂性)や炎症の有無を正確に診断
- 症状に応じた薬(外用ステロイド、抗真菌薬、保湿剤など)の処方
- 必要に応じてアレルギー検査や頭皮の拡大検査も実施
早期に受診することで、悪化する前に症状を抑えられる可能性が高まります。
「この程度で行ってもいいのかな?」と思うレベルでも、気になるなら相談してOKです。
自宅でできる応急ケア|まずはここから見直して
症状が軽度であれば、以下のようなセルフケアで改善することもあります。

🔹 応急対策のポイント
- 低刺激シャンプーに変える(アミノ酸系・無添加)
- 1日1回、ぬるま湯でやさしく洗う(40℃以下)
- 洗髪後はすぐにタオルドライ+保湿ローションを塗布
- 頭皮にかゆみを感じても、絶対に掻かない・剥がさない
- 枕カバーや帽子など、頭皮に触れる物を清潔に保つ
これらを1〜2週間続けて改善が見られなければ、医療機関の受診を検討しましょう。
まとめ|“えぐい”“やばい”と感じたら、それは異常のサイン
誰でも一度は経験したことのある「フケ」ですが、
見た目がいつもと違う/かゆみや赤みがひどい/改善しないといった場合、それは何らかの頭皮トラブルのサインかもしれません。
- 「異常な見た目」=重度フケの可能性
- 「自宅ケアで限界を感じたら」=すぐに皮膚科へ
- 「正しい知識と早めの対処」=悪化を防ぐ鍵
“これはヤバい”と感じた直感は正しいことが多いです。
放置せず、今日からできるケアをはじめて、健やかな頭皮を取り戻しましょう。
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